第拾壱座  「釜湯の舞」


 白瀧姫(白瀧神社の由来参照)
 山田之命



 白瀧姫と山田之命が大釜の湯を榊に付け参詣者に振りかけ家内安全、身体健康、事業繁栄を願う。
その、大釜の湯を用いて繭より糸を引き、染色し糸枠に巻き上げる。
 染めた糸にて丁寧に、仁田山紬を織り上げ、神前に奉納する。


 三ッ拍子で白瀧姫が登場し、神前に参拝後、平舞の囃子で一人舞を舞い、四方を清め、脇に控える。 山田之命も三ッ拍子で出でて、参拝し一人舞で四方を清める。
 白瀧姫と二人で繭から糸を引き、染め、糸繰りをする。
 一連の作業で出来た糸で仁田山紬を織り上げ神前に奉納後、平舞の囃子で喜びの夫婦舞を舞う。


 白瀧神社に語り継がれる機(はた)神(がみ)伝説を神楽にしたものであり、本来の釜湯の舞が伝承されなかったため創作したものである。


平成二十四年八月大祭